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FD?SD活動

令和6年度前期授業改善アンケート 優秀者表彰式を行いました

2025年2月25日 FD?SD活動

本学では、開講する授業を改善し、大学全体の教育の質を向上させることを目的として、学期ごとに「授業改善のためのアンケート」を実施しております。令和6年度前期においても、引き続きアンケートはWebでの実施となりました。そのアンケート結果に基づいて、学生から高い評価を得た授業を担当した教員に対して5つのカテゴリ別に表彰することとしました。

令和7年1月20日(月)本学の会議室にて令和6年前期の表彰式を行い、下記の表彰者の内、3名の先生が出席されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、表彰された先生から、「私の授業の取り組みの工夫、心掛けていること」と題し、コメントをいただきました。
表彰者は以下のとおりとなります。(すべて五十音順)

1.演習?言語科目部門 該当教員数136名(内、表彰対象者数75名)
「TOEIC上級(Reading)1」?   ? 柏原 陽子 非常勤講師
「基礎物理学および演習」? ? ? ?     ? ?陣内 創 非常勤講師
「初修外国語入門1(中国語)」? ?   ? 西山 美智江 非常勤講師
「英語(Reading&Writing)1」 藤原 知予 准教授
「リサーチ?リテラシ演習1」? ? ? ?     湯浅 拓也 講師

2.講義科目【履修者数100名未満】部門 該当教員数191名(内、表彰対象者数87名)
「自動車技術論」? 青山 一樹 講師
「マクロ経済学」 大谷 剛 教授
「日本文化論」  ?中山 英治 教授
「発達心理学」 ? 日高 なぎさ 准教授
「水理学1」 ??? ? 水谷 夏樹 教授

3.講義科目【履修者数100名以上】部門 該当教員数115名(内、表彰対象者数74名)
「サービス産業論A」? ? ? ? 田中 彰 教授
「健康と運動の生理学」? ? 中西 康人 教授
「生徒指導?進路指導論」? 西口 利文 教授
「物流論」? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?浜崎 章洋 教授
「開発経済論」? ? ? ? ? ? ? ? 原口 華奈 講師

4.実験?実習科目部門 該当教員数30名(内、表彰対象者数21名)
「スポーツ科学実習1」? ? ?織田 恵輔 非常勤講師
「バレーボール2」? ? ? ? ? ?澤井 亨 講師
「バスケットボール2」??? ? 瀬戸 孝幸 准教授
「コンピュータ?リテラシ」 中村 介 非常勤講師
「スポーツ科学実習1」? ? ?山﨑 英幸 非常勤講師

5.日本語?日本事情科目部門 該当教員数13名(内、表彰対象者数7名)
「上級日本語作文1」 浦野 有加 非常勤講師
「日本事情1」    十川 理絵 非常勤講師

詳しくは授業改善アンケート集計結果(学内専用)をご覧ください。
http://wr19.osaka-sandai.ac.jp/gakunai/cnt/jugyo_hyoka/index.html

〇私の授業の取り組みの工夫、心掛けていること

柏原 陽子 非常勤講師
教材がかなり難しいので、受講生は真面目で優秀です。そして、やる気がありスコアアップで自己実現をしようとする前向き人ばかりなので授業はやりやすいです。 まず、パワーポイントで英文や答えを写し出して授業の効率化をはかり、説明は出来るだけ分かりやすく言っています。授業内で英語長文を写真で撮る人もいます。授業後は、私はそのパワーポイントに音声を入れて動画授業を作成しています。音声は高性能マイクを使い聞き取りやすいです。15回の授業をそれぞれアップしてやる気のある人は何度も聞き、課題提出に活用しています。最終的には満点になるように頑張ってくれて、16回目の試験では実力がつき、トイックの実力が無理なくアップする授業となっています。

陣内 創 非常勤講師
大阪産業大学の授業で心掛けていることは、学生の将来必要になるスキルや能力を授業や演習を通して、育むことです。人工知能をはじめとしてテクノロジーの発展と社会実装が著しい時代に生きています。このような変化の激しい時代において、長期的に将来役に立つ思考の型や、計算の仕方、テクノロジーの活用の仕方などを授業や演習の中で、言葉や方法を変えながら繰り返し伝えるように努めました。また、トップダウン方式で授業や課題を出すのではなく、学生が自発的に勉強に取り組めるよう学生との議論や学生同士の議論などのアクティブラーニングなどの技法を取り入れました。

西山 美智江 非常勤講師
毎回授業で学習する内容を解説したプリントを配布し、わかりやすい授業を心掛けている。また授業で学んだことを復習する課題を提出してもらい、学習内容の定着を望んでいる。

湯浅 拓也 講師
「リサーチ?リテラシ演習1」の授業は、3年次以降のゼミでの研究をスムーズに始めるためのアカデミックスキルを学ぶ講義だと理解しています。着任時は指定図書の輪読など実践的な形式で実施してきましたが、より丁寧にアカデミックスキルの基礎を固めることが重要であると考えるようになり、学生がつまずきやすいポイントなどを踏まえながら、少しずつ講義内容を改善してきました。今年度は資料を丁寧に作成することを心掛けたことが、学生による評価につながったと思っています。

大谷 剛 教授
良好な就職?進学を実績した経済学部の先輩たちは、優秀な学業成績を実現していたという事実を具体例を交えて説明し、学生の学業へのインセンティブを高めるよう努めている。また、優秀な学業成績を実現するためには、下級生の段階からの継続的な学習が重要であることも事例を交えて説明すると 同時に、それを支援?補完する無料課外講義への参加を呼び掛けたりもしている。? 換言すると、もし自身が大阪産業大学?経済学部の学生であったとしたら、何をしてもらえれば学習意欲が湧くであろうかと思案しつつ講義を実施している。

中山 英治 教授
いつものことで恐縮ですが、私の授業では①学生のモチベーションをどう引き上げるか、②わかりやすい説明、③学生同士の協働学修(学びの支援空間)の創出などです。また、当該の授業に限らず、汎用的なスキルや技能を何かしら学べるようにと意識しています。特に学修に資する言語能力の育成は専門の見地から強く求めています。

日高 なぎさ 准教授
私の講義方法というよりも、受講上のルールも多く、毎回必ず板書させられる、テストも参照物不許可という昔ながらの厳しい授業なので、履修者があまり多くなく、真面目な意欲の高い学生は多く履修してくれているという点が、静穏な環境で授業できたり今回の結果につながったのではないかと思っています。工夫している点と言えば、少人数なので学生を当てて答えてもらうようにしたり、集中力が切れそうな学生には声がけをして起こすようにして、できるだけ個人の名前を憶えて双方向な要素を取り入れるようにしています。また講義だけでは集中力がもたない学生も多いので、授業の内容に即した動画を視聴する時間も取り入れるようにしています。

水谷 夏樹 教授
専門用語の解説はより身近なものに置き換え,具体的に説明すること.計算問題はやらせてみること.やっているそばからやり方を見て回り,修正を行うこと.板書は中学レベルの数学的な内容であっても省略せずにノートに書いた後でも自力で追えるようにすること.

中西 康人 教授
最新の知見や情報をもとに授業を展開するように心掛けています。また、多人数に対する講義ですが出来る限り具体的に内容を伝えることが出来るように、受講者の協力を得て実際にデモンストレーションを行ったりして理解を深めるように努めています。授業で得た知見を学生が実生活に活かすことが出来ますと嬉しく思います。

西口 利文 教授
授業づくりでは「3つのコーディネート」を大切にしています。1つ目は「目標のコーディネート」です。授業全体と各授業回の目標を明確にした上で,授業内の活動が,目標達成の手段となるようにしています。関連して「授業マップ」で授業全体が見通せるようにしています。2つ目は「課題のコーディネート」です。授業の目標と結びついた学習課題を毎回用意し,授業終了時までに学生が仕上げる設計にしています。次時の冒頭では,学生たちの回答を取り上げて学習課題をふりかえります。3つ目は「責任のコーディネート」です。学生の一人ひとりが,自他の学びに責任があるという経験をしてもらうことにより,学びへの主体性を醸成しています。

原口 華奈 講師
あまり身近ではない発展途上国の経済で起こる現象を少しでも身近に感じてもらうことを重視し、トピックについての予習課題や授業内課題を提示しています。 授業内課題では、学習した知識を授業内で応用し、言語で表現することを重視しています。学習した知識を使って適切な文章で表現することができれば、就活や実生活でも役立つことを授業で説明して意欲を高めています。 また、学生とのコミュニケーションを重視した授業を心がけています。具体的には、匿名での質問や感想に答えたり、課題へのフィードバックを行うことです。

澤井 亨 講師
バレーボールの実技授業は、1?2セメスターで開講されるため、コミュニケーションを多く促進する授業展開を行っています。例えば、「ボール使用時は複数人で練習する」、「ひとつの練習やゲームが終了した後にグループを移動させて全員と対戦する」など、学生間のコミュニケーションを促進しています。また、授業内で自己分析ができるチェックシートを作成し配布することで、自身のスキル到達レベルを「意識」しながら体を動かすことができ、スキルアップを実感できるとともに、レベルアップのプロセスを一目で理解できるようにしています。各単元での理解が終わるのではなく、基礎から応用までの継続性を重視して授業を展開しています。

瀬戸 孝幸 准教授
まずは学生の名前を覚えることや学生の競技歴?既往歴などを把握しておく必要がある。あとはどうしたらに学生が実技(バスケットボール)に興味を持つかを考えています。シュート競争など個人やチームの競い合いをなどを工夫しています。(ゲームについても)

中村 介 非常勤講師
基本的に自分で実演することを心がけております。また、授業資料につきましては操作画面の画像など、可能な限りイメージとしても理解できるようなものになるよう気をつけているつもりです。学生の状況は教卓のPCでもある程度確認できますが、時々直接コミュニケーションをとって授業内容や操作方法について理解が得られているかどうかも気にかけるようにしております。重要な説明は繰り返しするようにして、質問等がないか逐一呼びかけ、授業改善に取り組んでおります。

山﨑 英幸 非常勤講師
スポーツは、手軽で楽しいものですが、苦手な人にとっては積極的になれないものの一つだと思います。そこで、受講している学生のスキルの能力を見ながら、万人が楽しめるような練習の工夫や学生からの意見も取り入れてルールを変更し、苦手な人でも楽しめる授業が展開できるように心掛けています。ルールを変更した途端に苦手な学生が「僕にも出来る」と言わんばかりに体を動かしていたのが印象的でした。

浦野 有加 非常勤講師
本授業は2年生の留学生対象の必修日本語科目です。前期の授業では、決められたテーマについて資料を探し考察し、2000字程度のレポートにまとめるということを目標としました。留学生が日本語でレポートを作成するにあたり、まずは日本語での十分な表現力が求められます。そのため、これまでに学習した日本語をアウトプットできるように、1コマの授業時間内でスモールステップを踏めるよう取り組みを考えました。具体的には、小テスト(前回の授業内容の定着確認)→文法や表現の確認問題と解説→レポート準備(まとまった長さの文を書く)というサイクルを繰り返し行い、最終的にまとまった文章を書けるようにしました。日本語の表現をただ暗記するだけでなく、実際のレポートや文章作成で実践的に使えるような課題ができるよう意識しました。また、文章を書く際につまづく部分は各学生によって異なるため、個別でコミュニケーションをとる時間も取るように心がけました。受講生の皆さんには、今後も意欲的に日本語の学習に取り組んでくれるよう願っています。

十川 理絵 非常勤講師
留学生が、自信を失わずにその場にいられるような授業にすることを心がけています。